いつもの旅よりもう一歩ふみせば、あの人の笑顔に届くかもしれない。
ご存知の通り、世界には息を飲むほどの美しく荘厳な景色があります。
遥かなる緑の大地、空を突き抜ける山々、視界を簡単にはみ出す水平線、その向こうに沈む真っ赤な太陽。
何千年も前の人類の遺跡、いまなお護られ続ける愛と信仰、脈々と伝わる人々の祈り。
それはまるで、私たちの日常からは随分とかけ離れた世界のように思えます。
けれど、そんな世界にも、日常は存在しています。
そんな世界にも、息づく人々の体温と暮らしがあります。
国も時間も関係ない、心と心が繋がる旅へ。さぁ、ふみだしませんか?

もしも世界中に帰る場所ができたなら。
想像してみてください。
もしも、あなたの家族が住む町をハリケーンが襲ったら?
もしも、あなたの親友が住む町に大きな地震が起きたら?
「大切な誰かを想う」
それこそが平和への唯一の道。
もしもそうなのだとしたら、
世界中に家族のような存在を持つことができたとき、
世界はもっとひとつになると思うのです。

あなたは誰のことを想いますか?
さぁ、世界に「ただいま」を言おう。
「ふみだせ!地球」は「誰かに会いに行く旅」を目指します。
それはまるで生まれ育った町への里帰りのような、少しだけくすぐったくて、それでいて心地のいい感覚です。
もしかするとあなたはその旅で、何もしなくていいのかもしれません。川べりに座って日がな過ごすのもいいでしょう。
早朝に路地を散歩して、いつもの角にいつもいる犬に「おはよう」をかけるのもいいでしょう。
町の形は変わっていくかもしれません、それでもきっと、あなたにとっての故郷は、あなたの故郷のままでしょう。
そこにあなたの帰りを待っている人がいる限り。
さて、あなたは誰に「ただいま」を言いますか?

旅のこぼれ話