































とても穏やかで心の広い国、ラオス。人々の容姿もどことなく日本人に似ているからか、とても親しみが湧く国です。1980年代まで紛争を繰り返していましたが、1988年には隣国タイとの国交正常化を果たし、その3年後には憲法を制定、1997年にはASEANへの正式加盟国となりました。
そんな歴史とは裏腹に、国民性はとても優しく寛容です。そこには、特に山岳地帯で信仰されているアニミズムの影響もあるのかもしれません。例えば彼らは、あらゆるものに精霊(ラオ語で「ピー」)が宿ると信じます。
精霊は人々の暮らしを護ってくれると同時に、不徳な行いに対しては戒めをもたらすとされています。そんなラオスですから至るところに精霊を祀る祭壇を見つけることができます。
また国民の60%が仏教徒とされ、アニミズムとの融合も見られます。例えば、ルアンパバンの朝の托鉢風景でも知られるように、人々の信仰は深く、それこそがラオスの人々のおおらかな世界観を生み出しているのかもしれません。「何もしないをしに行く。」そんな旅が似合う、とてものんびりとした国です。
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- ルアンパバンの夕暮れ
- ルアンパバンの早朝
- 水かけ祭り
ルアンパバンの夕暮れ -Twilight in Luang Perbang-
大流メコン川に寄り添う古都ルアンパバン。ここでの夕暮れ時は格別です。メコンの絶えることのない流れと、その向こうに沈みゆく夕日に、心のしこりは流されます。川べりに腰をかけてそれを眺めるもよし、川沿いのレストランを探すのものよし、町の丘に足を伸ばすのもよし。また、町の人々は、この時間帯から夕食にかかります。玄関先で家族が集い始まる食卓。それに混ぜてもらうのも、一期一会で楽しいもの。この町の人々は、大河メコンのようにおおらかで穏やかです。昼間のうだるような暑さをなかったことにする涼しい夕暮れ時は、きっとすべてを忘れさせてくれるひと時になるでしょう。
ルアンパバンの早朝 -Early morning of Luang Perbang –
旅先の朝は、どこでも魅力的なものですが、ルアンパバンでのそれは、一層魅力があります。夜が明けるか明けないかギリギリの頃合いに、お坊さんたちは列をなして托鉢を始めます。ワットマイを出発したお坊さんたちは、小さな町を托鉢して周ります。人々はお米や果物などをお供えします。また、お坊さんたちは施しを受けるだけではなく、貧しい子どもたちにお米や果物を手渡します。ルアンパバンの朝の象徴ともいえるこの景色に心を洗われたら、朝市に向かいましょう。そこに並ぶ色とりどりの食べ物たち。それは命と収穫への感謝を思い出させてくれるはずです。
水かけ祭り -Water festival-
東南アジアの最も暑い季節4月に、ラオスは新年を迎えます。その新年のお祭りとして有名な「水かけ祭(ピーマイラオ)」。お互いに水をかけ合って、新年の幸せを祈ります。古都ルアンパバンでは、普段はお目見えすることのないパバン像が民衆の前に現れるのもこの時期です。通常はお寺の奥に安置され人目に触れることのないパバン像。この時期の数日だけ開帳し、ルアンパバンの真ん中のお寺ワットマイに移されます。町の人々は、こぞってお寺に足を運びます。パバン像に水をかけ、1年の幸運を祈るためです。昼夜を問わずたくさんの人々が訪れるルアンパバンの水かけ祭り。他の地域のそれに比べて、少し穏やかに過ごせます。ちなみに、パバン像がワットマイへ移動する日は、必ず雨が降ります。神様がパバンに水をかけて祝福してくれるのだとか。
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家族たち
















とても穏やかで寛容なラオスの人々。道ですれ違うたびに笑顔で挨拶を交わします。その優しさは深い信仰心から生まれるものなのか、はたまたのんびりとした風土から生まれるものなのか。とにかく、とても親しみやすい人々です。乾季の炎天下には町を出歩く人も少なくなってしまいますが、太陽が傾き始めるとそれぞれの家の前の道で家族が集い、夕食を始めます。ラオスの人々はなによりも家族を大切にしている、そんな印象です。この国の優しさに触れれば、あなたの心につかえているかもしれない何かも、きっと洗い流されることでしょう。